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サイディングのシーリング打ち替えについて

サイディング外壁の塗装改修工事の場合シーリングの部の改修は必須の工程になりますが、その場合、打ち替え工法で施工するか、打ち増し工法で施工するか、又、その違いを解説しています。

サイディング外壁の構造

サイディング外壁の構造は、構造用合板に透湿性防水シートを張り、胴縁にサイディングボードを釘などで打ち付ける構造で、胴縁の厚みの分ボードと透湿性防水シートの間に空間ができるので通気工法ともいわれています。

サイディングボード間のシーリングが施工される場所には、金属製のハットジョイナーがあり、このハットジョイナーに張り付けてある青いビニールテープ(ボンドブレーカー)が目地のシーリングの剥離防止に重要な役割を果たしています。

シーリング(コーキング)の役割

サイディング外壁のシーリングは、ボード間の目地や窓回り、軒天上とサイディングボード外壁の取り合い、入隅など外壁の隙間ができる箇所ほぼすべてをシーリング材で雨水の侵入を防ぐための役割を担っています。

逆に言うと、シーリングの経年劣化は即雨漏りにつながる場合があり、部屋内に確認できなくても建物内部で木部を腐朽させている場合があります。

下の写真はボード間の目地から雨水が侵入した雨漏り跡を屋根裏から撮影した写真です。

経年劣化
雨漏り跡

打ち替え工法とは

シーリングの打ち替え工法とは、現況の経年劣化したシール材を撤去して新しくシーリング材を充填しなおす工法のことを言います。

既存の古いシーリング材を撤去するので新築時と同じくらい新しいシーリング材を充填でき、又、撤去することで内部の状態(雨水が侵入していた場合など)がわかります。

シーリング撤去後の内部

下の写真はサイディング目地のシーリング撤去後の写真です。

長年雨水が侵入していたのでハットジョイナーが錆びてしまっています。

ハットジョイナーの錆
ハットジョイナーの錆

シーリング撤去後の内部

下の写真はパワーボードの窓回りのシーリング撤去後の写真です。

こちらも長年雨水が侵入していて内部の透湿性防水シートが黒くシミになっています。

通常の窓回りの透湿性防水シートと比べるとよくわかると思います。

雨水が侵入した窓回り
雨水が侵入した窓回り
通常の窓回り
通常の窓回り

打ち増し工法とは

シーリングの打ち増し工法とは、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を充填して仕上げる工法で、十分に厚みを確保できない為本来の性能を発揮できない場合があります。

サイディングの目地はワーキングジョイントといわれる位動きの激しい箇所はので目地の改修には絶対に使わない工法です。

窓回りは打ち増し工法で仕上げる塗装店も多いようですが、新築時にバックアップ材を使って充填量を抑えて、かなり薄い仕上げになっている場合多々あるため、窓回りの改修も打ち替え工法で仕上げる事をお勧めしています。

窓回りのシーリング

新築時によく見かける施工ですが、バックアップ材をサッシの面まで出してシール材を極限まで減らす施工です。

厚みにして約2mm程度でシール自体の耐候性が十分に発揮出来ずに穴が開いた状態でバックアップ材が向き出しになっています。(シーリングは幅10mm、深さ10mm程度の厚みが望ましいといわれています。)

最初にも書きましたがシーリングの目的は建物内部に雨水の侵入を防ぐ為のものなので、これでは完全に雨水が内部に侵入しています。

以上のことからシーリングの改修時は、窓回りの古いシーリングも撤去しバックアップ材を奥に押し込み、厚みを十分に確保して施工する打ち替え工法をお勧めしています。

窓回りのシーリング
窓回りのシーリング拡大
窓回りのシーリング
窓回りのシーリング拡大

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全ての作業が親切、丁寧

I様邸
前回同様御社金山様を中心に、すべての作業が親切、丁寧にやって頂き細かい所まできれいにやって頂き感謝しております。その点、ご近所に、、、、、、

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ガイナ遮熱断熱効果実感

生駒市壱分町 T様
屋根の色も落ち着いた上品な色で、又、壁の色は元の色に近い色で、とても嬉しく思っています。それから、ガイナの遮熱断熱効果も実感しています。これまでは、帰宅して、、、、、、